料理人季蔵捕物控

『非桜餅 料理人季蔵捕物控』(和田はつ子)を読了。シリーズの前作『雛の鮨』を読んだ時も思ったが、主人公が料理人であることと事件が解決されることの間に関連があまりないように思う。話もあまり錬れていない。たとえば、表題作で、匕首についたたまりのシミから、犯人を特定する展開は、ちょっと無理やりだと思う。寺で匕首の稽古をする場面とか、匕首で悪人を殺す場面での描写もはっきりしなくてつまらない。そもそも、匕首の稽古ってなんだ?それから、「捕物控」とあるが、料理人で岡引でもない主人公がやっているのは、「捕物」か?
夕食のおかずは、豚肉ともやし、ピーマン、玉ねぎ、にんじんのオイスターソース炒め、カボチャとシーチキン、玉ねぎのサラダ、豆腐とオクラ、ブロッコリーの芯の味噌汁。オイスターソース炒めは、肉に下味をつけたほうがよかったが、炒めだすまで気が付かなかった。